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東北大学 多元物質科学研究所 ガラス工場

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ガラス工場について

概要


ガラス工場では市販されていない装置の製作が主眼で設計の段階で発注する研究者と製作する技術職員が討論し、研究の目的に最もよく合った装置を作るシステムとなっている。このため切断・研磨用機械・研削用機械旋盤、ガラス旋盤、各種電気炉などを駆使して真空装置、特殊耐圧容器、パルスEPR測定用光照射型温度可変クライオスタットなどの特殊デュワー、電解セル、螺旋状同心円式精密分留装置など、その他実験器具ガラス装置などを開発製作している。

設備

ガラス旋盤

径の太いガラス管を加工するときに用いる。ヘリウム及び窒素デュワー、フランジ、その他大型のガラス器具や複雑な実験器具などがこれにより作られる。ガラス旋盤は2台設備されている。

NC微細加工機

NC微細加工機はCADで設計した図面からプログラムを作成し、各種ダイヤモンドツールを使用して複雑な形状や最小でΦ0.3mm程度の細穴の加工が可能である。

ガラス研削旋盤

機械工作で使用されている汎用旋盤を改良。上部に研削ユニット(ダイヤモンドホイール)を付けることによりガラス・セラミックスなどを金属加工と同じように研削する。石英フランジの二次加工やネジの加工も可能である。

   

超音波加工機

工具(ホーン)の超音波振動と砥粒および加工圧を併用して加工物を微量ずつ破砕する。ホーンの形状を変えることでさまざまな形状に加工することが可能である。

電気炉

電気炉はガラス細工において重要な設備の一つである。ガラスを高温で加工すると歪みが生じる。その歪みを取り除くために温度を上げ、ゆっくりと冷ます事により、歪みを無くすことが出来る。電気炉は1450度まで上がるシリコニット炉をはじめ5台設備されている。

スタッフ

工藤友美 

最近の主な発表・奨励研究・受賞

・【授賞課題】物質科学に資する科学計測実験器具の設計・製作と高度ガラス加工技術
  日本化学会第41回化学技術有功賞 (2023.3)

・第54回日本金属学会研究技能功労賞 受賞
  第54回日本金属学会研究技能功労賞 (2023.3)

・3He偏極ガス封入用GE180ガラスセルの製作
  第10回ガラス工作技術シンポジウム (2018)

・He偏極ガス封入用セルの大型化    
  ガラス工作技術ミニシンポジウム (2012)

・He偏極ガス封入用セルの製作    
  第6回ガラス工作技術シンポジウム (2010)

・ガラス製品加工におけるアスベスト代替品の評価(経過報告)    
  第4回ガラス工作技術シンポジウム (2006)

・石英メッシュの製作
  大阪大学総合技術研究会ガラス工作技術分科会 (2005)

・ワシントン大学での研修に参加して
  第3回ガラス工作技術シンポジウム (2003)

・ガラス加工旋盤について
  第2回ガラス工作技術シンポジウム (2001)

・EPR測定試料管ホルダーの製作
  ガラス工作技術シンポジウム (1998)

齋藤雄二 

最近の主な発表・奨励研究・受賞

・リアルタイム計測を利用したガラス器具の歪み除去法の開発
  第9回ガラス工作技術シンポジウム (2016)
  ガラスの歪みを理解するためのビデオ教材

・光電子制御プラズマCVD装置用ガラスカバーの製作    
  第8回ガラス工作技術シンポジウム (2014)

・任意の断面形状をもつ石英ガラスセル製作法の開発    
  第7回ガラス工作技術シンポジウム (2012)

・3次元CADを用いたガラス工作技術の継承と設計支援教材の開発   
  第5回ガラス工作技術シンポジウム (2008)

・理化学ガラス製品の製図環境開発と今後の展望   
  第4回ガラス工作技術シンポジウム (2006)

・パイレックス製円筒セルの製作
  第3回ガラス工作技術シンポジウム (2003)

加藤拓也 

最近の主な発表・奨励研究・受賞

・アルミナパイプのめねじ加工
  第10回ガラス工作技術シンポジウム (2018)

・燃焼による劣化が少ないカーボン治具の材料選び    
  第8回ガラス工作技術シンポジウム (2014)

・レンズ加工講習会への参加と最近のガラス加工    
  第6回ガラス工作技術シンポジウム (2010)

佐藤綾香 

最近の主な発表記事

・NC微細加工機による穴あけ・研削加工
  第9回ガラス工作技術シンポジウム (2016)

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問い合わせ

国立大学法人 東北大学
多元物質科学研究所 ガラス工場
〒980-8577
仙台市青葉区片平2-1-1
TEL:022-217-5669
MAIL:
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午後 1:15~4:45

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